今回は『Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)』を紹介。
基準価格 | 純資産額 | 決算日 | 買付手数料 | 信託報酬 | 成長投資枠 | つみたて投資枠 |
10,565 円 | 87.70億円 | 11月16日 | なし | 0.1155% | ○ | × |
Tracersは日興アセットマネジメントのファンドシリーズ。
目論見書によると
Tracers(トレイサーズ)は、「こんなの欲しかった」というアイデアをファンドの設計に取り入れ、事前に定めたルールに沿って運用(トレース)する日興アセットマネジメントのファンドシリーズ。 |
とのこと。
配当貴族と配当王は良く目にするが、以下の様な違いがある。
配当貴族 | 配当王 |
25年連続増配 | 50年以上連続増配 |
この投資信託で利用されているのがS&P500配当貴族指数。
S&P500という米国を代表する株価指数を構成する銘柄のうち、過去25年間以上連続して増配している銘柄で構成されている。
ちなみに、日本株では50年以上連続増配の銘柄は存在しない。
30年以上の連続増配は花王(4452)のみです。
2位のSPK(7466)は25年。
改めて米国企業の実力を見せつけられる指数だ。
連続増配年数 ランキング/米国株 |
それではこの投資信託に組み込まれている銘柄を2023年7月28日の目論見書で見てみよう。
組み込み率1位のペンテア(PENTAIR PLC/PNR)、アルベマール(ALBEMARLE CORP/ALB)、チャーチ・アンド・ドワイト(CHURCH & DWIGHT CO INC/CHD)、ブラウン・アンド・ブラウン(BROWN & BROWN/BRO)、WWグレインジャー(WW GRAINGER INC/GWW)は正直聞いたことがなかった。
というか、知っている銘柄がアフラック生命保険(AFLAC INC/AFL)だけという…。
それだけ米国には名前が知られていない優良企業が多いということ。←自分が知らないだけ
勿論、さらなる成長のために敢えて配当を出さずに投資に回す優良企業もあるが、配当を出す/増配をするということ自体が業績が良くないとできないこと。
それを連続して行っているというのは並々ならぬ企業努力の賜物。
ちなみに、2022年10月28日が設定日のこの投資信託は過去に分配金の支払い実績は無い。
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