今回は『ベトナム成長株インカムファンド』を紹介。
基準価格 | 純資産額 | 決算日 | 買付手数料 | 管理費用(信託報酬含む) | 成長投資枠 | つみたて投資枠 |
17,846 円 | 275.86 億円 | 2月、5月、8月、11月20日 | なし | 1.881 % | ○ | × |
ベトナム成長株インカムファンドはキャピタル アセットマネジメント株式会社の商品。
ファミリーファンド方式により、主としてベトナムに上場しているベトナム株式とベトナム
関連株式に投資し、信託財産の成長を目指して運用を行っている。
基準価格の推移と配当、資産の業種別配分は以下の通り。
分配対象額の範囲は、経費控除後の配当等収益および売買益等の全額。
組み入れ銘柄は65銘柄で上位10銘柄は以下の通り。
残念ながら1銘柄も分からない。
さて、そんなベトナムと言えばASEAN(東南アジア諸国連合)の中でも経済成長著しい国。
ベトナムの2000年以降の経済成長率は以下の通り。
コロナやリーマンショックでもプラス成長を維持している。
年度 | 経済成長率 |
2000 | 6.79 |
2001 | 6.90 |
2002 | 7.08 |
2003 | 7.34 |
2004 | 7.79 |
2005 | 7.55 |
2006 | 6.98 |
2007 | 7.13 |
2008 | 5.66 |
2009 | 5.40 |
2010 | 6.42 |
2011 | 6.41 |
2012 | 5.51 |
2013 | 5.55 |
2014 | 6.42 |
2015 | 6.99 |
2016 | 6.69 |
2017 | 6.94 |
2018 | 7.47 |
2019 | 7.36 |
2020 | 2.87 |
2021 | 2.56 |
2022 | 8.02 |
2022年度のASEAN諸国の経済成長率。
- マレーシア: 8.650%
- ベトナム: 8.020%
- フィリピン: 7.570%
- インドネシア: 5.309%
- カンボジア: 5.239%
- シンガポール: 3.647%
- タイ: 2.643%
- ラオス: 2.252%
- ミャンマー: 1.971%
- ブルネイ: -1.628%
ちなみに2022年の日本の成長率は1.1%。
直近でベトナムと同じ8%台の経済成長率を記録したのは1972年。
そんなベトナム経済は海外からの投資と増加する人口に支えられて明るい見通しだが、海外からの投資に依存しているため、世界経済の浮き沈みの影響を大きく受ける。
ベトナムは2025年には人口1億人を突破すると言われており、労働年齢人口も68%に上り、また高齢者も10%未満(日本は2024年で約30%)という恵まれた環境である。
とはいえ、ベトナムの政治は中国と同じく共産党の一党独裁政治(共産党以外も存在する)であり、民主主義とは違い人権侵害や表現の自由などの規制がリスクとなっている。
ただ、中国の独裁とは違い、集団指導体制で国民からの意見を政治に反映させるように努めている。
そして何よりフィリピンと同様に領土問題や南シナ海等の問題で中国に対する警戒心が強い。
ベトナムにとって中国は最大の輸入国であり、第2位の輸出国である。
対中関係一つで、経済に大きな影響を与えるというリスクもある。
ただ、特に新興国ではどの国も似たようなリスクを抱えているので、こういったリスクも考慮しながら今後の成長を期待したい。
注意事項とお願い |
注意事項とお願い当ブログは投資初心者である私が自身の投資の勉強のために始めた実験を元に作成しています。 そんな初心者の解釈・見解をありのままに投稿しているので、引用してきた記事、画像、データ以外は正確性を欠くものも多数あると承知しております。 そういった点を踏まえ、生暖かく見守りつつも間違いをご指摘いただければと思います。 投資は自己責任で! |
コメント