今回は『eMAXIS Neo 水素エコノミー』を紹介。
基準価格 | 純資産額 | 決算日 | 買付手数料 | 信託報酬 | 成長投資枠 | つみたて投資枠 |
11,796 円 | 12.45億円 | 8月17日 | なし | 0.792% | ○ | × |
長期投資を考える上で除外した方がいいと言われるテーマ型を敢えてチョイス。
実は次世代エネルギー関連に少し興味があって、その中でもバイオメタノールと水素に特に注目している。
混同されがちだが、バイオエタノールではなくバイオメタノール。
バイオエタノール | バイオメタノール |
サトウキビやトウモロコシなどのバイオマス(生物資源)を発酵させて製造するエタノール。 ガソリンの代替燃料として利用可能で、地球温暖化防止対策や、石油代替燃料として注目されており、再生可能な自然エネルギーであり、また大気中の二酸化炭素量を増やさないという利点があるため、新しい燃料として期待されている。 | バイオマス(生物由来の有機物質)を原料として製造されるメタノール。 カーボンニュートラル、GHG削減に貢献する次世代サステナブル原料。 カナダのメサネックス(Methanex Corporation/MEOH)と商船三井が世界初の外航メタノール二元燃料船”Taranaki Sun”(読み:タラナキサン)を建造・運用してる。 |
話が逸れたが、EVの失速で逆に脚光を浴びるようになってきたトヨタの水素自動車。
水素自動車を大きく2つに分けると
・既存のガソリンエンジンやディーゼルエンジンを改良した水素燃料エンジンで水素を直接燃焼させ運動エネルギーを得る内燃機関車
・水素と空気中の酸素を化学反応させて発電する燃料電池を搭載し、モーターで走行する自動車。 水素燃料電池車:FCV(Fuel Cell Vehicle)
に分けられる。
諸説あるが、クリーンディーゼル不正で窮地に立たされたEUの次なる目論見として環境保護を傘に”トヨタ潰し”を画策し政府主導で強力に推進されてきたEV産業が、価格競争で勝る中国勢にシェアを奪われただけでなく実は環境に良くないという事が徐々に露呈し始め、結果的にハイブリッド車が再度注目を集めるという皮肉な結果になった。
その流れでトヨタが再生先端を行く水素自動車にも注目が集まるようになってきた。
水素は、燃焼時にCO2を排出しないため、現在主に使用されている石油や石炭、天然ガスの代替エネルギーとして注目されており、また地球上で最も多い元素で、枯渇する心配がないと言われている。
大規模な火力発電所、家庭や産業用途向けの発電、自動車や鉄道などの輸送機器の動力、工場での熱供給など様々な場面でエネルギーとして利用することもでき、次世代エネルギーとして最も注目されているエネルギーの1つなのだ。
今回取り上げたeMAXIS Neo 水素エコノミーはS&P Kensho Hydrogen Economy Index(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果を目指した運用を行う投資信託。
主として、米国の金融商品取引所に上場している、日本を含む世界各国の水素エコノミー関連企業の株式等(DR(預託証書)を含みます。)に投資するとのこと。
主な組み込み銘柄は以下の通り。
正直、1銘柄も知らない…。
現状、水素の保管方法や充填施設数など数多くの問題はあるが、いずれ解決し次世代エネルギーとして利用される日が来ることを期待してこの銘柄を推す!
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